もあみみ便り

獣医師ヒーラー れお奈のブログです。障がいも不登校も、ど〜〜んとこい!

女の体で生きるとは

ある日、私に「今日は生理だから、体、きついんだよね〜」

と、打ち明けてくれた女の子がいる。

 

私も、とってもその「きつさ」、わかる。だから、なるべくそんな時には、無理して長時間のハードな学習はさせないよう、配慮をする。

 

女の体っていうのは、当たり前だけど、男の体とはぜんぜん違う。

 

大変なんだよ〜〜女でいるのは!って、騒ぐのは簡単だけど、そうではなくって・・。

 

なんとなく、もう少し、こうしたことが堂々と知られていいように思う(子ども達への保健体育の授業などは、昨今はずいぶん進化しているようで、それはホッとするけれど)。

 

女の体をもっているのは、どういうことか。1ヶ月に一回という割と短い周期で、やってくるこのバイオリズムは、個人差は大きいけれど、リアルに、どういうものなのか。

 

身近な人の、体のつらさは、いかほどなものか。たとえば子どもを一人抱き上げるのに、生理中とそれ以外の時とで、どれだけ負担感が違うか、とか。

 

PMSなどメンタル部分もバカにならない。自分の意志とか希望なんて、まったく聞いてくれないのだ。毎月、その時期になると、ズドン、と勝手に気持ちが落とされてしまうって、笑顔も作れないって、ほんと、あるのだ。

 

こうした上がり下がりは、森羅万象、地球から小さな微生物にいたるまで、皆にあるもので、人間という生き物の、さらにその女の性の方だけが、とりたてて大騒ぎするものでは、ないのかもしれない。

 

だけど、だからこそ。潮の満ち引きを語るのと同じように、月の満ち欠けを説明するように。

 

正直、それらよりもよっぽどリアルに生活にかかわってくる身近な存在のアップダウンだ。「女の体」のことは、当人も周りの人間も、もっとあっけらかんと冷静に、気楽に、語れるようになった方が、いいと思う。

 

恥ずかしさや、タブー的な雰囲気は、一切合切、いらない。