今夜は月がない。
でも、そんな夜は、星がよく見える。
千葉はそこまで田舎でもなく、かつそこまで都会でもなく・・、という位置にあって、割とたくさんの星が見えている。
よく見ると、星々はかなりカラフルだ。
白っぽい黄色。燃えるようなオレンジ。青白い青。きりっとした青・・。
たくさんたくさんある星達だけれど、どれもみんな微妙に色合いが違って、きっと完全におんなじ色を放っている星同士なんて、いないんじゃないかしら。
ちらりと街灯に目をやると、かたやみんな同じ色で、並んでいる。
・・
地球という星も、ひとつの女性性をもつ生命体だという。
こんなに多様な色をもつ星達。
このコトがすでに、私たち人間や生きとし生けるもの達のように、「みんなちがってみんないい」ような多様な個性を表している、生命達なんだってことを、証明しているような。
そう、ひとりでうん、うん、と、納得してしまう。