もあみみ便り

獣医師ヒーラー れお奈のブログです。障がいも不登校も、ど〜〜んとこい!

たかが10分、されど10分

急に寒くなった、今日みたいな日でも。

 

夜、子ども達がベッドに入った後、ひとり庭にでる。

 

やることに追われる日々。

 

ココロが硬く、アタマが休まることを知らずに動き回る。

 

でもふと、虫たちの声が、私を覚ます。

 

隣の空き地、向こうの森、家の庭。

 

そこかしこから聞こえる虫くんたちの音色は、規則正しく、それぞれが澄み渡った音色を響かせている。

 

あぁ、誰と誰がこの音を奏でているんだろう。一生懸命、自分の音をつくっているんだろな。

 

ふと、そんな風に虫くんたちの姿を想像して、その途端、カッチカチだった私のココロがふわっと緩んだ。

 

しばらく、ただ、すべての自分の声をしずめて、周囲の音と気配だけに意識を向ける。何種類の虫くんたちがいるのか、聞き分けてみようと思った。

 

むずかしい。

 

最初はどうしても、2種類しかわからなかったけれど、徐々に、その数は増えていき、5種類ほどは、区別できるように。

 

それにしても、虫くんたちは、他の虫くんの音を聞いているのだろうか。聞いている、いないに関わらず、まわりに引っ張られることもなく、自分のテンポを崩さないのは、すごいことだ。たいした、リズム隊だ!

 

ちょっと冷たい風だけれど、ココロとアタマをやわらかくしてくれた、虫くん達に、感謝。

 

ほんの10分、されど10分。とっても大切な、ひとり時間。