ねえ、それで遊んで。
ねえ、どうしたの?
ねえ、何やってるの?
君は、驚くほどまっすぐに、まっすぐな思いをその目にたたえて、私をみる。
これ以上ないくらいに、まっすぐに。
そのまっすぐ光線は、強烈にピュアな光すぎて、私は思わず、笑ってしまう。
笑いながら、自分がずいぶんと、ゆがんでいたんだなって知って、今度はちょっと、苦笑いになる。
憂いをたたえた、とかなんとか。
人はカッコつけるけど、憂いなんて、つまりは幼い頃は誰もが持っていた、曇りのない瞳を、どっかに置いてきちゃった私たちの、苦しい言い訳なのかもしれない。