もあみみ便り

獣医師ヒーラー れお奈のブログです。障がいも不登校も、ど〜〜んとこい!

動物たちに、感謝を

今日、私は、犬と手を取り合って、数分間を過ごした。

 

非常にぼんやりと、お互いにふたつの手と手を重ねあわせて、とってもゆっくりとした時間だった。

 

仕事が終わり、疲れていたっていうことも、あるかもしれない。

 

頭のスイッチはオフで、なんだか、私たちの手を通じて、まるでエタニティループのように、何かがまわりながら流れているような、そんな気がした。

 

それでふと、気がついたのだ。

 

私の人生、私という生き物から、「動物」という要素を取り除いたら、私はどうなってしまうだろう・・って。

 

それは、思わず眉をしかめてしまうような、なんか自分が自分で無くなるような、この宇宙に私は、もはや存在すらもしてないだろうよな、そういう不確かな感覚が、一瞬、私の体をかすめていった。

 

ただ、好きとか嫌いとかの話ではなく。

 

動物のネタとあれば思わず見てしまうし読んでしまうし、とくに犬とか猫とか、人に近い存在のこととなると、いつでも手を伸ばせば触れるところにいて、もう、まるで人生のデフォルトだ。

 

触れられる時も触れられない時も。思い浮かべたり話題にしたり。コトバにするだけで、そのエネルギーが存在するわけで。

 

血や肉や、遺伝子、DNA、・・どこだろう、どのレベルまで潜り込んでいるのか分からないほど深い部分に、「私」というものの中に「動物」の要素が組み込まれている、気がする。あぁ、そうだ、そういえば私自身、そもそもおんなじ「動物」なんだった。

 

 

あんまり当たり前のことだから、忘れちゃうけど。

私が私であることを、支えて可能にしてくれている彼らに、ちゃんとお礼を言わなくては。たまには感謝を、伝えなくては。

 

いつだって、当たり前のことは、気がつきにくい。

 

 

ただそこにいてくれるだけで、動物たち、ありがとう。いつも私を私にしてくれて、ありがとう。

 

 

 

・・あなたにも、そんなもの、あるだろうか。