いつもどっちか一人は必ず泣きだして、今か今かとママのお迎えを待っていたのに。振り返りながら「さようなら」なんて、しっかり笑顔で挨拶して帰る、まだ低学年の姉妹たちも。
無防備に犬に手をのばす赤ちゃんだったのに、かわいく小さな声で「宿題、1日、忘れちゃった」なんて私に耳打ちをするくらい、お姉ちゃんになった子も。
私の抱っこでやっと発作がおさまるものだから、外でも家でもしょっちゅうしょっちゅう抱き上げていたのに、なんかすっかり落ち着いちゃって、学校じゃ母に無反応をよそおうかのような、近頃の息子も。
私のことを、まだ、〇〇(上の子の名)ママ、なんて呼んでくれながら、すっかり大人びたおもだちで論文のような英語を呼んじゃう、そんな素敵女子になった子も。
仕事場で、家で。
6年という歳月がみせてくれた、子ども達の成長は本当にまぶしくって、あんまりに、私の想像をこえていて。
驚嘆と、誇らしさと、輝かしさ、希望、感謝・・
そんなものを、心がキャッチした、金曜の夜。