心の中に、闇ってあるもの。
ふいに浮かんだ、恐ろしい言葉や想像を、慌てて打ち消す。
「ちがいます。そんなこと、のぞんでない!」
そして、思わず、そんな想像をしてしまった自分を責めたりしてしまう。
でも、今日の私は、いつもと違う。
瞬間的に自分を責めてしまった自分をたしなめて、こう思う。
あ〜・・これも、私。人間だもの。よしよし。
最悪の想像のあとに、「ちがうちがう、そうじゃ、そうじゃなーい(あるメロディーが浮かぶ)」と、そうでないことを心の中で強く選んだんだし、それで、よし。
この地球で、この宇宙で、生きとし生けるものは皆すべて、ふたつの何らかを持ち、バランスをとりながら、生きている。
男性がいて、女性がいる。
重さがあって、軽さがある。
闇があるから、光がみえる。
最悪の想像は、自分の中の「いや、こうありたいの」という最高の部分を、逆に照らし出してくれる、究極のスポットライトとも、いえる。