もあみみ便り

獣医師ヒーラー れお奈のブログです。障がいも不登校も、ど〜〜んとこい!

恐竜注意

ちょっと海が見たいと思った。

 

郵便局に行くという立派な口実を片手に,用事を済ませた後,そこから数百メートル先の海が見える広い公園へと,立ち寄った。

 

驚いたことに,しばらく来ない間にその公園の一角に,恐竜がたくさん卵を産み付けていた。

やばい。

まもなくこの辺りは危険地帯になるだろう。 どこかで鳴き声まで聞こえる。

 

f:id:leona_moana:20210822163531j:plain

 

 

不要不急の外出を避けて。そう声高に叫ばれて久しい。


重心の子がいるファミリーの常として,ずいぶん前から,行きたいところになかなかいけない,容易に外出ができない日々を送ってきた。

 

いわば,その道の(なんの道だ)プロだ。
そのツラさは,痛いほどよく分かる。

 


マスクをして虫取りアミを握る少年と,幼い兄弟をベビーカーでおしながら歩くお父さんをみて,思った。

 


パパ,ママ,なんとかこの時期を,乗り越えてくれ。

 

「いろんなところに連れていってやりたい,経験させてあげたい。それにそもそも,ずっと家にいて,親だけでみるなんて,ムチャクチャすぎる・・・。」


そんな心の悲鳴がきこえるみたい。ほんとに,わかる。

 


でも,きっとなにか方法があるし(そう,広い公園とかなら行ってもいいと思う),そのときそのとき,最善なことをしていくより,他はない。

 

 

 

勇気を出して鳴き声のする方へいってみたら,ネットで覆われた一角に恐竜らしきものがわんさといる気配。


入場料600円とある。

 


そーーっと網から目をこらし,どんな様子かしらとうかがう。足元は?バギーでも通れるのだろうか?あ,ふかふかのチップが敷いてある・・こりゃ,通れなくはないけどけっこう大変なパターンだ。

 

 

そしてふと思った。そもそもうちの子達,もうこの手の場所を喜ばないんじゃあ・・・。

 

 

なんだか,この2年近くの時の流れがちょっとフシギな気がして仕方ない。そしてそのフシギに(親の方が)のまれている間に,小人から中人へ。着々と子らは,成長,いや変化していくんだ。この地球の変化とともに。

 


結局,海をみるのを忘れていたと,帰りの車中で気がついた。