私よりも遅くに、寝ぐせをつけた犬が起きてきた時。「おはよ〜、おきたよ」と、ふわふわシッポを振って立っているのを見た時。胸の奥の方で、せつないような、泣きたいような気持ちが。
あ・・・この子も年取ったなぁ、、
長生きして、なるべくいっぱいいっぱい、私(と子ら)のソバにいてね。
マロンはスタンダードプードルです。大きいプードル。本当に大きくって、かつやることが時々、人くさい。人間が中に入ってる着ぐるみなんじゃないかと思うことがあります。
今日のマロン。「外に出たい」と裏口前に座って静かにアピール中。前足は一段、下がってます。
朝、上の子が学校へ。給食室工事中のためお弁当・・ならぬ、白ごはんのみ持たせて(仕出し弁当よ、ありがとう)、送り出す。
身支度整えて、なおぽんのお泊まり先へ急行。一泊だけして帰るという、重心の子にあるまじきこのフットワーク!
そのまま、特別支援学校へ直行。何とか2時間目に潜りこみ・・・
お昼までの束の間、なおぽんをお任せできるようになったので店で晩ご飯の買い物と自分のお昼ご飯をゲットです。
大急ぎでいったん家へ戻ると、マロンの大歓待をうけながら(やぁ久しぶり!)お昼ご飯をつめこみ、マロンにも外の空気を吸ってもらい・・
ふたたびなおぽんの待つ学校へ。
今日はドクターや医療ケアコーディターの先生方に囲まれて、担任の先生が胃ろう注入をして下さる手技テストの日。
(先生、ばっちりでした!入学から1年半、ようやくこの日がやってきました。)
その最中に上の子の学校から電話。何かしでかした・・?のではなく、体調悪くて保健室にいますと。
なおぽんの給食が終わるやいなや、上の子の学校へ。
担任の先生とお話しして、意外に元気な息子をのせて家へ帰ります。
お布団敷いて、水分とらせて、助っ人(だんなです)に連絡。病院連れて行って〜〜。幸いに今日は仕事が抜けられるということで、一安心。
・・も束の間、とりあえずは上の子を寝かせておいて、なおぽんのお迎えへ向かいます。車で15分の距離だからこそできる、この往復です。
なおぽんの方は、相変わらずばたばたと登場する母に、平気な顔。こちらは元気で有難い!ちょっと痰は多いけどね、上出来です。
家に戻ると、ゲームしてるしーーーー!けれども、ある意味、体調ひどくなくって良かったのでしょう。だんだんと遠くを見つめ始める私の目。
この元気な病人を病院に連れて行ってもらっている間、なおぽんがウツラウツラしてくれているので、ここでやっと仕事開始です。
仕事は予定の10分の1も終わらないうちに上の子が戻ってきて、幸い普通の風邪だったようで、ホッ・・とは言ってもです。ただの風邪だってなおぽんがひいたら簡単に入院ものへと化けるのです。空気清浄機や布団の配置に気をつけなくては。
・・あーあ、結局すごく近くにいるし、、
さらにここぞと今日の日に参戦してくるPTA関係。。
玄関脇には、もう2週間ばかり(いやもっとかなぁ?)植えられるのを今か今かと待ち望む花の苗たちがいます。
「もうすぐ植えるからね、ちょっとだけ頑張っててね〜」なんていってからいく数日。
目を合わせられない・・(花たちが見つめているような)。
これが、今日の私です。(そしてまだまだ続くのだよー)
Goooood job!! by マロン
先日、好きなアーティストのタオルで感じる、小さな幸せについて、書きました。
それで今朝のこと。
おバカな私は、ふと、例のタオル見てにやけながら、そうだ、なおぽんの頭の下にもこのタオルしいてあげよっかなぁ~なんて考えて・・・。
いやいやいや、ちょっと待って。
それ、なおぽんは、嬉しいのでしょうか?
男子たるもの、母の事が大好きです。よって母のなすことに、割と寛容です。よって普段、母の好みの歌を大音量で聞かせられ、耳元で歌われても、まぁ、まぁ、何とか付き合ってくれるものです。
が、わざわざいつも身に着けたり最も人目の付くところにまで、その趣味を押し付けられるのは、
きっと、たまったもんじゃないはずです。ね。
そうだそうだ、当たり前じゃないか、と思って自分を戒めたのですが、
思えば、これこそが今、私のしていることに関係する本質なのです。
障がいがあっても、自分の趣味や考え、意見がある。「好き」の基準は、その人(子供)にしか、分からない。
障がいのせいで発信できていなくっても、選択する権利はある。
そうだそうだ。これはもう、障がいのあるなしには、関係ないような気がしてきました。
どんな子供も、いっちょ前。生まれた時から、自分にしかない「好き」「きらい」がある。
親は、この世を生きていく上で必要な社会のルールは教えなくっちゃいけないけれど、それ以上を押し付けてはいけないのです。
だって、本人が何を「すき」で、「何がしたい」かなんてことは、到底分かりっこないのです。
親といえども。そして、たくさんのケアが必要な子供といえども。
それと。
たった一枚のタオルでも、自分自身があんなに幸せや癒しをもらえたってこと。改めて「好きのパワー」を感じました。
だったら、やっぱり早く、
我が子の趣味や好きなことをたっくさん聞き取ってあげて、それを持たせてあげたいなぁ~って、
妙にキリリと、気が引き締まって、今日という一日がスタートしたのでした。
今日のタオル・・なおぽん的にオッケーかなぁ、、急に気になる母でした。(ちなみにこのバギーの柄は、本人が選んだもの。)
庭のシンボルツリーは、ヤマボウシ。本当は白なのでしょうが、我が家の子は、うっすらとピンクに色づいた花を咲かせます。今がきっと、見ごろ!
株立ちのとっても素敵な木で、いつもスズメやいろんな鳥達が遊びに来ます。私も、時々訳もなくこの木の傍に立ってみるのですが、そんな時に、ふわさぁ〜〜っと、風が吹いた日にゃぁ、何だか、木に話しかけられたような気がするのです。