皆既月食を、何度もみたがる、下の息子。
寒い寒いといいながら、私は何度も彼のバギーをおして、リビングの外と中を、行ったり来たり。
太陽、地球、月、天王星。
これらが一列に並ぶ時、これらがひとつの線上に、並ぶ瞬間。
みるみる形を変えていく月もすごいが、私には、この一直線に並ぶ星たちのダイナミックな動きの方が、より魅力的だ。
頭の中に、太陽系が浮かび、各々のペースでまわる惑星たちがみえる。そのうち、いくつか(地球と天王星)がピタッと、一つの方角で重なるのだ。
地球と天王星は、なにか言葉など、かわすのだろうか。