私が大の動物好き(生物好き)だからといって、我が子たちが同じように好きだとは、限らない。
それを実感したのは、上の子がまだテコテコ歩いたり走ったりし始めた頃だったか。
私は小さくてきれいな緑色のアマガエルをみつけて、手のひらにそっとのせた。そして、息子の前に、そうっと差し出してみた。
「ほら、かわいいねぇ、かえるさん!」
すると、息子は私が手を開くや否や、2mくらい後ろにすっ飛んでしまった。そして、こわいこわいと、顔をゆがめて泣いてしまった。
ちょっと衝撃だった。その頃の私には、まだ受け入れがたかった。
でも、その後もいくたびか似たような経験をし、そして本人の口からも決して私ほどに理科の「生物」科目が好みでないことを知ったり、いろいろを経て、本当に、そうなのだ、と、この子は決して私ほどには生き物に関することが好きじゃないんだと、実感した感じだ(我が家のペット達は、めちゃくちゃ可愛がってるけど)。
あったりまえじゃ〜〜んそんなの!
子どもはまったく違う人間、人格だってなんだって親とはちがうものよ、って、いうじゃな〜〜〜い!
と、今では思うけれど。こんなことも、一つずつ、実際に経験してはじめて、リアルに腑に落ちていくものなのだ。
自分が最も好きなことを、我が子に理解してもらえないっていう、すねたくなるような気持ちがしばらくあったけれど、しかし今、私は次なる候補にある種の確信をもっていて、ニヤニヤしている。
そう、弟くんの方(にやり)。
なおぽんは、これはどうも、確実に生き物(自然)好きっぽい。
これまでになおぽんが好きだったものは、ライオンキングにポケットモンスター、我が家のペット達(モアナ、マロンと金魚達やなっちゃん)に、子犬のラキ!・・・これがまたもう〜〜メロメロなのだ。
我が身よりも、ラキを気にかけ、自分の大切なものだって、ラキにあげちゃう。
中高時代の私の友人が、言ってたっけ。
わたし、お昼ごはん食べながら、家で飼ってる犬の話しか、していなかったと(・・なんというJK・・笑)。
仲間、発見!
いつか、なおぽんとアフリカの野生動物をみにいこう。
空をうめつくすフラミンゴを、みにいこう。