結婚してすぐの頃、アメリカはオハイオ州、シンシナティという街に、数年、住んでいたことがあります。
「シンシナティっちゃ、どこ?」
と、地理がとっても苦手な私ですが、渡米前のある日のこと。クローゼットから、お気に入りのトレーナーを取り出し、あることに気がついて、びっくり。
・・ちなみにこのトレーナーは、高校生の頃に小さな古着屋でゲットして以来、チビの私には大きいLサイズだけど、でも、それをぶかっと来るのが、とっても気に入っていて、何年も着続けていた、トレーナーです。
白地に、赤の英字柄が前面に入っていて・・・。
と。
この、前身ごろの英字を、よく見れば。なんと!
『Cincinnati Reds』(シンシナティ・レッズ)
と、書かれていたのです。レッズは、シンシナティを本拠地とするメジャーリーグ(野球)のチームです。
何年も着続けていたのに、全く気がついていなかった、そして、これからいざ、シンシナティに行く、という時に、初めて気がついた、この事実。
わわわ、ぞぞわわ、と、なんだか予見されていたような気がして、びっくりしました。
実は、この手のことは、起きています。私だけでなく、きっと、誰の身の回りでも。
ただそれを、意識してキャッチするのか、それとも単なる偶然、と片付けてしまうのか、そこが、人によって違いが出るところかも、しれません。
私は、ある時から、これらをキャッチしていく人生を、選びました。だって、そっちの方がずっと面白いし、見方は広くやわらかくなります。
ちょっと見落としちゃったものも、いっぱいあると思うけれど、意識しだすと、どんどん、キャッチできるサインは増えていくのです。
雲の形、車のナンバー(エンジェルナンバー)、ふと目に入る動物や鳥や、風の動き。そう、ちょっとまるで、昔のネイティブアメリカンのように。
先日、なおぽんの担任の先生とお話ししていて、ふと思い出した、エピソードでした。