マロンと、雨宿りする朝8時。
昨日のことです。予想もせず急に降りだした雨はわりと強く、そばにあった数本の木のふところへ、飛び込みました。
私たちにショートステイを許してくれたのは、スギの仲間にちがいありません。見上げれば、たわわにオレンジ色のアレ(!)をつけている木の下…は、ちょっとご遠慮して、そのとなりの実がついていない木の下に、しばしお邪魔したイヌとヒトです。
手袋もせずに出たことを後悔する寒さです。
そして、細いけれど蘇我方面への抜け道となっている車道の脇で、車たちは容赦なく行き交います。
寒いし、いつやむか、わからないし(空は明るいから、きっとやむに違いないけれど)。
でも。マロンとぴったり、足元寄り添ってたてば、そこが、とってもとっても、あたたかいのです。大型犬ですし、有難いことに頭の位置は私の腿まであります。
この"ぬくもり"さえあれば、もしや1日中ここにいたって、きっと、大丈夫だ。たとえ雪になったって、大丈夫だ。
・・・雨があがって、一歩ふみだすその瞬間まで。お互いにじりともせずに体を寄せあった、ひとときです。
犬や猫と一緒に過ごすホームレスの方、パトラッシュとネロの気持ち、すこしわかった気がしました。